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これから南北アメリカ大陸を貫くパナマ運河を通過する。スエズの時と同じく、運河の入り口では前夜のうちから大型船舶が何隻も連なって順番待ち。 |
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カリブ海側から「ガトゥン閘(こう)門」に入る。前後の扉を閉めた一つのプールに水をドンドン貯めていき、一杯になると次のプールに移る、ということを繰り返してゆっくりと船が傾斜地を”登って”行く構造。…しかし、人間とは凄いものを思いつき、実際に造ってしまうものだなぁ! |
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運河は途中で幅が狭くなっていて、その区間は船が自力で移動出来ないので、このちょっとかわいい牽引車に左右からひっぱってもらう。…ググって初めて知ったけど、これなんと日本製らしいよ!(2009年現在) |
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建造から百年近く経つ運河は老朽化が進み、大型船舶の通行にも不便なことから2010年にも大幅な拡張工事を予定してるんだとか。それでも元々が超巨大なタンカーとか大型コンテナ船の一部は無理らしいけどね。 |
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後ろで順番を待ってる満載のコンテナ船。 |
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牽引車は何台もあるのだ。しかし、並んでる姿とかなんともかわいい〜。 |
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とりあえず運河のスタート地点「ガトゥン閘(こう)門」の終わりのところ。パナマ運河の建造には日本人も関わってたらしいとか、運河の歴史も調べ始めると面白そうだな〜。 |
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「ガトゥン閘(こう)門」を抜けた先は、ガトゥン湖という湖で、さらにその先にも運河はいくつか段階を経て、太平洋側までえんえんと続いているのだ。結構抜けるまで何時間も掛かる。 |
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運河の両岸には人跡未踏っぽい密林が間近に迫る。運河の建造が「マラリア」の蔓延で何度もストップしたというのも頷けるような…。ここへ来るまでに二週間かけて「マラリア」予防薬というのを飲まされてるのだが…その薬というのが「激しい胸やけ」を伴うという。。荒れるのが通常の北大西洋で、これが何を意味するかというと…=「死ぬほど船酔い」…ぐおぉ!思い出しただけで吐き気がする!(汗) |
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…それほどマラリアが今でも怖い病気だってことですかね。。それにしても熱帯の植生というのはごっちゃごちゃで多様性の見本市みたいで面白い。それ以外の地域とは、全く別次元だ。 |
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次の湖に入るところ。こうしてみると、とても人の手で作った運河だとは思えないよなぁ。(自然の湖を結んではいるんだろうが…) |